台湾料理 北海楼

お昼ごはんを食べに何気なく入ったこのお店。ランチのセットメニューを見た瞬間、ここがどんなお店なのかを愛知県に住んでいた時の経験から理解。8種類のラーメンから一品、8種類のご飯ものから一品を選んでオーダーするというランチセットで、その理解が正しければ両方がミニサイズではなく普通に一人前来る事が容易に想像できた。
ラーメンは
「醤油・塩・豚骨・台湾・豚骨台湾・台湾塩・台湾味噌・冷麺(夏季限定)」
ご飯ものは
「炒飯・天津飯・麻婆飯・中華飯・回鍋飯・牛肉飯・麻婆天津飯・高菜炒飯」
というラインナップで、こういうお店でしか出会わない豚骨台湾と、卵な気分だったので天津飯をオーダー。
スープを一口、豚骨ぽい旨味が平坦に広がるスープは、塩気がそこそこ強い仕上がり。味の濃度的な物足りなさは無いが、奥行きとか深みという要素はあまり感じられない。台湾要素はなんだろうか…軽く唐辛子の風味がきいた挽き肉の味がスープに少し移っている所か。
中細ちぢれ麺は程よくコシがあり、シコシコした食感。スープとのバランスは良い。
挽き肉は旨味に乏しく、モヤシはシャキっとしていて臭みは無い。
ニラはあまり存在感が無く、唐辛子は赤くて見た目に辛そうだが、そのまま口に運んでも辛味はほぼ感じない。
天津飯の卵はしっとりとふわふわの間の丁度良い食感で、醤油がきいた餡と絡めて食べると美味しくいただける。餡そのものはそこそこに味が濃いので、一緒に口に運ぶ量を都度調整する事をオススメしたい。
「まとめ」
麺類もご飯ものもドーンと量のある、コスパよくお腹一杯食べたい時には重宝しそうなランチセット。色々な調味料などを上手に使い、価格を抑えつつそれなりに食べられる味と量を両立できている。お店としてどういうブランディングなのかがハッキリしていて、北海道に来てからはこういうお店に出会った事がなかったので、近所の人や働いている人のお昼ごはんとしての需要が割とありそうな気がする。ごちそうさまでした。