ラーメン まるいし 白石店

お店に伺った段階では知らなかったのだが、メニューを見ると朝の7時から10時まではあっさり系ラーメンを500円で提供してくれている様だ。今回はそのご厚意に甘えて、「あっさり正油ラーメン」をオーダー。
スープを一口、ビジュアルの通り醤油が割と主張するスープは、土台に動物系の旨味が感じられる。醤油が押し出されているラーメンは塩気が強い事も多いが、このラーメンは食べ進めにくい要素は無く、醤油の美味しさを活かす味の方向性な印象。
中細ちぢれ麺は心地よいコシがあり、シコシコ系の食感でスープとよく合っている。
ネギはシャキシャキしていて、風味は若干スープに埋もれ気味だが、味の主張はしっかりあって美味しくいただける。
チャーシューは醤油系の味付けがやや強く、肉の旨味よりしょっぱさの方が気になる。
ほうれん草は柔らかでえぐみなどは無く、醤油で染まった口の中をサラッと洗い流してくれる。
「まとめ」
時間限定とはいえこのご時世に500円で提供されている、醤油の美味しさが押し出されたコスパの良い一杯。全体を通して特別に秀でている部分は感じなかったが、一杯のラーメンとして無難に纏められているなというのが正直な感想。出汁の細やかさや奥行きなどはそこまで感じられなかったが、こういう醤油が軸になっているスタイルも悪くない。ごちそうさまでした！

喫茶店の様な店内に、ジュワーっと調理の音が響いている。
スープを一口、甘味と丸さを感じられるスープは塩ベース。気になるような強い塩気もなく、野菜の甘味が染み出したスープ全体をピリッとした胡椒の辛味が引き締めている。
中細の縮れ麺は主張の強さだけなら麺の方が強いのだが、麺の味がスープに相性良く馴染んでおり良い感じ。
炒め野菜は玉ねぎ・人参・モヤシ・キャベツ・白菜で、スープと相性良く仕上がっており、各具材の大きさも丁度良い。
モヤシは歯応えが気持ちよく、玉ねぎとキャベツは甘味を感じられる。
キクラゲはコリコリした歯応えは無く、ツルっとしていて柔らかい食感。
豚肉はありふれたものといった感じで、ネギはネギ辛さを感じるほど強めの味で、スープに良く浸してから美味しく頂いた。
スープが野菜を美味しく仕上げ、野菜がスープの味にコクをプラスしているという、タンメンならではの良い相乗効果を感じられる一杯！ごちそうさまでした！