由来かどうか分かりませんが、ドラセナ・フラグランスの花言葉は「幸福」。
- 所在地
- 北海道札幌市東区北42条東1-1-1 [地図]
- 営業時間
- 11:00~15:00
17:00~20:00 - 定休日
- 水曜日、第3火曜日(祝日の場合は翌日がお休み)
不定休有り - 電話番号
- 011-748-1060
- 公式URL
-
https://twitter.com/ramen_dorasena
https://www.instagram.com/ramen_dorasena/
辛味噌ら~麺
890円
23年10月05日
このお店でいただいていないレギュラーメニューは辛味噌ら~麺のみなので、この日は迷うことなく券売機のボタンをポチった。
スープを一口、胡麻の風味と味噌がマッチしているスープは、相変わらずのバランスの良さが光る。辛味の強さはそれほどでもなく、以前いただいた味噌ら~麺よりも若干濃厚な味に感じる。濃厚ではあるが濃すぎたりカドが立ったような要素は無く、食べ進め易い仕様になっているのが嬉しい。
緩くウェーブのかかった中太麺は、むっちりしていてシコシコ系の食感。しっかりしたコシと力のある麺で、スープととても相性が良い。
ネギはシャキシャキしていて、スープに埋もれない強さがある。
モヤシに臭みは全く無く、秀逸なシャッキリ感でとても美味しい。
厚みのあるチャーシューは柔らかで、肉の旨味と脂の甘味が楽しめて旨い。
瑞々しくザックリした食感のメンマは、ほんのりと甘味が感じられる優しい箸休め。
「まとめ」
麺とスープの相性が良く、全体のバランスの取り方が秀逸な美味しい一杯。味覚のリソースが辛味に少し持っていかれるので、個人的には辛くない味噌ら~麺の方を推したいが、寒い日や辛い物が食べたい時にはまたいただきたいと思った。食べに来る度に店主の味のバランス感覚が凄いなぁと思うのと同時に、そのおかげで美味しいラーメンが食べられる事に感謝の念を覚える。ごちそうさまでした!
醤油ら~麺
830円
23年03月30日
前回いただいた味噌がとても美味しく、以前と仕様が変わったと噂で聞いた醤油がどうしても食べたくなって伺った。
スープを一口、醤油の美味しさが豊かにきいたスープは、旨味がどっしりきいているのに重くない絶妙なバランス。鶏がどっしりと土台を支えていて、繊細だが力強い味に仕上がっている。味の濃度は割と高い方だと思うが、塩気のカドだったり食べ進めにくいクセなどは皆無で、食べ応えという面でも十分に満足感を与えてくれる。
緩くウェーブのかかった中細麺は、長方形の様な形状。弾力のある噛み応えがあり、モチモチした食感でスープと好相性。
メンマは優しい風味が心地よく、癖のない良質な箸休め。
チャーシューは味付けの強さが丁度よく、赤身の旨味と脂の甘味が楽しめる。
鶏チャーシューはほのかに柚子が香り、スープとマッチしているのは勿論だが、味覚と嗅覚をサラッと軽くしてくれるのが嬉しい。肉質にパサついた感じは一切なく、旨味満載という感じでとても美味しい。
三つ葉は爽やかな風味がスープとよく合っていて、変に主張しすぎないのが嬉しい。
「まとめ」
香りの使い方がとても上手に感じる、食べ進め易いがしっかりと食べ応えのあるとても美味しい一杯。柚子や三つ葉などの量や強さが程よく、スープの邪魔はしないがしっかり仕事をする絶妙な落としどころ。全ての具材の質が高く、一杯のラーメンに対する丁寧な仕事ぶりが伝わってくる。このお店も「何を頼んでも美味しい物しかでてこないだろうな。」という、自分勝手な思いを叶えてくれる貴重な場所だなと改めて思った。ごちそうさまでした!
味噌ら~麺
790円
23年02月02日
醤油ら~麺の味が以前と大分変ったという話を風の噂で聞いて気になりつつも…味噌がまだ未食だったのでそちらをオーダー。
スープを一口、まろやかな味噌の美味しさがきいたスープは、しつこくない程度に濃厚で塩気のカドは感じない。味のバランスというか落としどころが絶妙で、しっかりと味の厚みを保ちながらもくどく無く、味噌の旨さがしっかり活かされているが尖った所のない仕上がりになっている。
手揉み麺の様な質感の太麺は、心地よいコシがありモチモチした食感。スープとの相性が抜群で、スープも麺の美味しさもしっかりと楽しむ事ができる。
細めのモヤシは程よく食感を残していて、臭みなどは無い。軽くきいている胡麻油の香りが心地よい。
ネギはシャキっとしていて、味も風味もしっかり楽しめる良い薬味。
厚めのチャーシューは程よい味付けの強さで、肉の旨味がしっかり味わえる。
瑞々しさのあるメンマはザックリした食感で、素材そのものの質の高さが感じられる優しい旨味がある。
「まとめ」
スープと麺の相性が秀逸で、双方がお互いの美味しさを引き出し合うとても美味しい一杯。味噌の選定やきかせ方もとても自分好みで、そこそこに濃度のある味噌ラーメンなのに気が付くと完食していた。いつも美味しいラーメンを提供してくれる店主のセンスに感謝しつつ、ブラッシュアップされたと言う醤油への期待が膨らみまくった。ごちそうさまでした!
鴨と香味にんにくの和えそば
790円
21年01月19日
ふわっとにんにくの香りが鼻をくすぐる一杯が運ばれてきた。
和えそばという事なので、タレと具材と麺を和えていただく。タレは甘味と丸い旨味が上品に活きていて、あっさりとした仕上がりで強い味付けではない。和えそばやまぜそばにありがちな支配的な強さは無く、細やかな性格を残したとても美味しいタレ。詳しく材料は分からないが、和とフレンチが融合されたような印象を受ける。
中太ストレート麺は、心地よいコシがありモチモチした食感。タレとのバランスはとても良い。
水菜は軽い苦みがタレと相性よく、紫キャベツは口の中をサラッとリセットしてくれて爽やか。
挽き肉には下味がついており、美味しさが引き出されている。まとめて食べると少し塩気が強いので、少量ずついただく事をオススメしたい。
鴨肉はジューシーで旨味たっぷり。食べ応えを感じるパワフルな噛み応えがあり、ブラックペッパーがピリッと良いアクセント。
玉ねぎはシャキっと良い歯応えで、キリっと風味高く美味しい。
根菜のチップが別皿で提供されるので投入。カリカリっとした食感と、タレと相性の良い風味がプラスされる。味変というよりは、味の大元は変えずに少し目線をずらして舌を楽しませてくれるという印象。
色々な材料や要素を詰め込んでいるが、それぞれが喧嘩せず綺麗に纏まっており、一品の「料理」としてしっかり考えられているなぁと感心する仕上がり。作り手のバランス感覚の良さを感じ、同時にそれに感謝したくなる美味しい一杯だった。ごちそうさまでした!
塩ら~めん
800円
20年10月17日
このお店とは全く関係のない話だが、大好きだったラーメンズの小林賢太郎さんが引退という事で、ちょっと凹み気味。考えつくされた舞台の数々、コンビ名の素敵さ(ラーメンだから好きってわけでは無いですよ!)、大好きでした。今後も執筆は続けるそうなので楽しみしています!
さて、冒頭から完全に話が脱線しましたがこのお店、前回頂いた醤油がとても美味しかったのですが、コレクター食いを遵守するため今回は塩をオーダー。
スープを一口、塩の角が無くまろやかな仕上がりのスープは、とても良い香りが漂っている。じわーっと口の中に染み渡っていく様な出汁と動物系の旨味があり、繊細で優しい味。口の中で少し転がして、もっと細かい魅力まで味わいたいと思わせる美味しいスープだ。
平打ちぽい中細ストレート麺は、滑らかなすすり心地・コシ・モチモチ感、全てのバランスが良く文句なく美味しい。ただ、食べ始めは少しスープより麺が強く感じられた。食べ進めていく内に馴染んできて気にならなくレベル。
ネギはシャッキシャキで鮮度の良さが感じられ、尖った嫌な風味も無く薬味として素敵。
パサつき皆無の鶏チャーシューは、相変わらず秀逸な美味しさ。ふわっと鼻をくすぐる柚子の香りがスープとマッチしている。
チャーシューは赤身の旨味満載といった感じで、噛めば噛むほど美味しいパワフルな噛み応えだが、パサついた感じは無い。
ザクザクとした食感のメンマは、箸休めな感じで強い味付けは無い。芯にかすかな甘味を感じる事ができる。
前回の醤油と同じ方向性のどっしり系かと思っていたので、一口頂いた時は肩透かしを喰らった。これは完全に自分が悪く、同じ店だからと先入観をもって食べるのは良くないなと反省。スープと麺のマッチングは醤油の方が一枚上に感じるが、こちらから味わいにいく姿勢で食べたくなる繊細な旨味のある美味しいスープで、今回も楽しく完食!ごちそうさまでした!
醤油ら~めん
800円
20年07月19日
変わった響きの名前だなと思い、「どらせな」をググってみた。どうやら観葉植物のようで、「ドラセナ」の花言葉は「幸福」。ラーメンを通して食べた人に幸福を…と、店主が思って名付けたのかは分からないが、良い店名だなと思った。
スープを一口、醤油の丸い旨味が活きているスープは、鶏系の旨味がしっかり。一口目こそ少し塩気が強く感じるが、すぐに気にならなくなる。その塩気のカーテンを抜けると、ボディのしっかりとした奥行きのある旨味がじわっと伝わりはじめる。淡麗系の中ではあっさりな仕様では無く、どっしりと力のある美味しいスープだ。
平打ちぽい中細ストレート麺は、とても滑らかなすすり心地。コシや歯切れ感も申し分なく、スープとのマッチングも良い美味しい麺。
小松菜はシャクっとよい食感で、程よい苦みがアクセント。
太めのメンマはザックリと歯ごたえ良く、芯に甘味が感じられる。
鶏チャーシューは柚子の風味がふわっと香り、柔らかくジューシーでパサつきは皆無。鶏の旨味もしっかり閉じ込められている逸品。
チャーシューは鶏の物と比べると少し平凡に感じるが、パワフルな噛み心地で、肉の旨味を楽しむ事ができる。
全体を通して力強くしっかりとしたボディ感があるが重くなく、後味として口の中に残る丸い旨味は秀逸。醤油が主張している分、口の中に残りがちになるであろう醤油の強さを、鶏チャーシューにつけてある柚子でサラッと緩和するなど、バランスのとり方に気が使われているのもとても好感が持てる。次回の来店がすでに楽しみ!ごちそうさまでした!