麺洞 燎火

炭が燃えている様なインテリアが目立つ店内は、とても落ち着いた雰囲気。ただ、少しＢＧＭが大きすぎて耳障り。新型コロナの対策はしっかりされていて、入店時のアルコール消毒と検温をしっかり行っていた。
スープを一口、白濁具合が綺麗なスープの脂は適量。さらさらっとした舌ざわりがあり、口あたりの一瞬だけ丸みがあるが、それ以降はカドのある塩辛さが目立つ。旨味はしっかり出ていて動物臭さもなくスッキリと仕上がっているのだが、いかんせん塩気が邪魔に感じる。
中細縮れ麺は程よいコシで、スープとのバランスは悪くは無いが、マッチしているかと聞かれるとそうでもない。
キクラゲは舌ざわりも滑らかで、歯応えもコリコリっと心地よく良い感じ。
ネギとカイワレが混ざっているものは、少し風味が強く出過ぎていてキツイ。
味たまごは強すぎない味付けで、良い風味も感じられて美味しい。
チャーシューは赤身と脂身のバランスがよく、肉の旨味もそれなりに楽しめる。
普段食事中に水を飲むのは口の中をリセットしたい時くらいなのだが、久しぶりに食べている途中に何度か水が欲しくなった。パンチや食べ応えといった要素を塩気に求めず、何か他の物で補えると良い方向に化けるのかもしれないと思った。ごちそうさまでした。