中華飯店 杏竜

小型のデスクシェルフをDIYする為の材料の買い出しが終わり、「昼は中華がいい！」という家族の要望を受けてこちらのお店へ。家族が色々な中華料理を選んでいるのを微笑ましく眺めながら、自分は当たり前の様に麺類を物色。シンプルな塩や醤油系のものや、担々麺など色々とラインナップされていたが、野菜を摂りたかったので「広東麺」をオーダー。
スープを一口、少しとろみを感じるスープは、広東麺らしい複雑な味わいと甘味が楽しめる。角の丸まった優しい性格の旨味があり、塩気などの尖った要素は無く、舌の上でふわっと広がる味わいが心地よい。
中細より少し太いちぢれ麺は、程よくコシがありシコシコ系の食感。マイルド系のスープに対して少し麺の風味が強く感じたが、食べ進めていると次第に馴染んでくる。
白菜・ピーマン・筍は心地よい歯ごたえを残していて、イカは弾力があり味の濃度はそこそこ。
海老も味の存在感はそれなりといった感じだが、食感はプリっとしていて良い感じ。
「まとめ」
良い意味で広東麺らしさが楽しめる、複雑な旨味と甘味が楽しめる一杯。スープと餡の一体感が無い広東麺に稀に出くわすのだが、このお店の物は一杯の麺料理として綺麗に纏まっている印象。具材の火の入れ方も良い感じで、沢山入っている魚介類や野菜を最後まで美味しくいただく事ができた。余談になるが、同行者が食べていた四川麻婆豆腐が本格的でとても美味しそうだったので、今度はそちらもいただいてみたい。ごちそうさまでした！