中華そば 札幌煮干センター

ちゅうかそばさっぽろにぼしせんたー

住宅街にある、ラーメン屋の立地としては少し変わった場所にあるお店。

所在地
北海道札幌市厚別区もみじ台北6-1-30 イオルもみじ台 1F [地図]
営業時間
11:30〜15:00 17:00〜21:00
定休日
定休日無し(但し稀に夜の営業が無い場合あり。詳しくは公式アカウントや店舗等で確認お願いします。)
電話番号
011-378-4700
公式URL
https://www.facebook.com/chyuukasoba.sapporo.niboshi.center
https://twitter.com/yahmank711
https://www.instagram.com/chyuukasoba.niboshi

アジ煮干濃厚つけ麺

980円

21年03月20日

7.5

自分のサイトを見返してみると、まだこのお店でつけ麺をいただいていなかったので、今回はそちらをオーダー。
つけ汁を一口、商品名にあるアジ煮干しががっつり主張するつけ汁は、旨味も苦みもまるっと味わえるタイプ。動物系の力強さがあり、つけ汁なので濃厚なのはまぁ当たり前なのだが、口の中の塩気がすっと引くとふわっとした旨味が口の中に残る。
とても細かくちぢれた極太の平打ち麺は、弾力がありもっちもち。濃厚なつけ汁に埋もれない力があり、相性としてはまずまず。
メンマはザックリとした歯応えで、芯の方に甘めの味付けを感じる。つけ汁が濃厚なので、プレーンな仕様の方が個人的には好み。
ネギはスープに力負けしていて存在感があまりなく、角切りにされたチャーシューの味付けは程よい感じで、肉の美味しさを楽しむ事ができる。
カイワレはもう少し量が多ければ薬味的な位置づけで美味しそうだが、この量だとある程度まとめて食べてもスープに力負けしている。
つけ麺という事だが、食べ終わった後に麺があまり印象に残らなかった。こういう濃厚な魚介+動物系というつけ麺は、濃厚が故に単調になりがちなのと、つけ汁が力強いので麺があまり目立たない傾向の商品が多い気がする。冷や麦やざる蕎麦といった日本の麺文化があるが、それに倣って麺が主役で麺の美味しさをがっつり引き出す感じの方向性で仕上げると、つけ麺という商品の醍醐味が味わえる気がした。ごちそうさまでした!

油そば(300g)

780円

20年01月19日

7.5

何を食べようか悩んだが、たまには油そばというのも一興かなと思いオーダー。
見た目こそかなり濃そうな印象をうけるが、いたずらに醤油や塩気が強すぎるタレとは違い、尖った感じよりは甘味を感じられる仕様。ニンニクがきいていたりして、油そばらしいジャンク感もしっかり楽しめる。
強い縮れのある中太の平打ちぽい麺はモチモチした食感で、タレとのバランスが良い。
ネギは大きめにカットされているので、タレに埋もれず薬味として良い仕事をしている。
細かくちぎられている海苔は、量が多めなのが嬉しい。多めに口に運ぶ事で、しっかり風味を楽しむことが出来る。
刻まれたメンマに強い味付けは無く、油そばにはこの箸休め的な仕様がベター。
チャーシューは香ばしく、強い味付けが無いのでくどさがない。食感は少しパサつき気味だが、肉自体の旨味はそこそこに楽しめる。
油そばは店によって提供する状態が様々だが、このお店の様に麺とタレがしっかりと絡められた状態で出してもらえるのは嬉しい。力任せでジャンク感ばかり強い油そばは苦手だが、このお店はバランスの良い造りなので楽しめた。ごちそうさまでした!

煮干そば(細麺)

750円

19年04月21日

7.5

前回は江戸系という言葉に惹かれて中華そばを頂いたが、今回は店名にも冠している煮干そばをオーダー。
スープを一口、以前他の店のレビューでも書いたが、煮干しを扱うお店は大きく2つに分かれる。煮干しの苦みもえぐみも丸っと味わえる様に作るお店と、苦みとえぐみを極力排除して調理するお店だ。このラーメンは前者で、自分はどちらのタイプも個性として楽しめるので美味しく頂けるが、煮干しが苦手な人にはきついと思う。スープをじっくり味わってみると、まず優しめの旨味が感じられ、少し遅れて心地よい苦みが口の中に残る。煮干しメインとは言え、少し煮干しに傾倒しすぎな気もするが、塩加減も丁度良く、全体としては悪くない。
細ストレート麺はぷつっと歯切れが良いタイプで、スープとのバランスは良い。
メンマは柔らかめで甘い味付けに仕上がっていて、思いの外味付けは強めだった。
ネギは少しスープの味に埋もれ気味ではあるがそれなりに薬味として楽しめ、麩は苦みがそこそこ強いこのスープを吸わせて食べるには少しサイズオーバー感がある。
海苔自体の風味や味は少し物足りなさがあるが、スープとのマッチング感は良い。
少し厚めのチャーシューは強い味付けは無く、肉自体の旨味もまずまず楽しめる。脂身が少なめなのは個人的に好印象。
店名に煮干しと銘打っているだけあって、煮干し感は強めで楽しめた。煮干しの外にもう一本味の柱がある方が一本調子になりにくく、煮干しの良さももっと引き立つのかな?というのが食べ終わった率直な感想。まるっと煮干しを楽しみたい煮干し大好き人間にはオススメしたい。ごちそうさまでした!

江戸系中華そば

600円

19年01月26日

8

メニュー説明によるとこの店で一番あっさりしたラーメンらしいが、予想していた色より大分濃い色の一杯が運ばれてきた。
スープを一口、よくある魚介系中華そばとは一風変わった風味があり、パンチがあるのだが出汁の味も醤油の旨味もしっかり感じられる。見た感じそこまで脂が多くは見えないが、唇が少しベタつく程度にオイリーで、醤油ラーメンとしては決してあっさりした部類ではなく、不思議な美味しさがある。
麺は硬めの細ストレート麺で、プチンとした歯切れの良さがありスープとの相性は申し分ない。
メンマの味付けはほどほどに控えめで、ネギはスープに負けない味の強さがあり、薬味としていい仕事をしている。
チャーシューは少しパサついた感じがあり、スープの強さを考えるともう少し大人しめの味付けでもいいと思う。
材料の中に海老を使っているらしいコチュジャンの様な辛味の素をスープに溶かしてみる。海老の風味と辛味がスープにプラスされるのだが、どういう言葉で表現したらいいのか悩む…一番しっくりくるのは活性化。この辛味の素を溶かしたことによりスープ全体が活性化され、溶かす前よりも美味しく感じられる。この取り合わせはとても好みだ。
何かをスープに入れたり溶かしたりして味を変化させるという手法はよくあるが、このスープと辛みの素の取り合わせは、目先を変える感じではなく美味しく食べる為の物に感じられた。ごちそうさまでした!




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