中華そば 色即是空

ちゅうかそばしきそくぜくう(chuuka soba SHIKI-SOKU-ZE-KUU)

白地にお店の印が目立つ、でっかい暖簾が目印です。

所在地
北海道札幌市東区本町2条5-6-12 坂野コーポ 1F [地図]
営業時間
11:00~15:00
17:00~21:00
定休日
水曜日
電話番号
011-776-6336
公式URL
https://twitter.com/sapporo_szekuu
https://www.instagram.com/sapporo_szekuu/

冷やし淡麗そば 塩トマトと柑橘のグラニテ

1100円

24年07月01日

8.5

さて今日は何をいただこうかと券売機を見ると、「冷やし淡麗」という魅惑的なワードを発見。これは是非ともいただかなければという事で、迷うことなくボタンをポチリ。限定商品らしいので、提供期間内に記事をかかなければ…。
スープを一口、鶏と羅臼昆布がベースというスープは、キリっと冷えていて爽やかな仕上がり。柑橘系の要素もしっかりと主張していて、酸味を伴った清涼感が楽しめる。旨味の性格は割とどっしりとしているが、食べ進めにくいような重さは無い。
中細より少し太めに感じる麺には軽くウェーブがかかっていて、冷やされているのも手伝ってグニっとした強めの噛み応えがある。スープとのバランスは良く、固めの麺が好きな人にはかなり刺さりそう。
湯むきされたトマトは酸味と甘みのバランスが良く、トマト自体の味も活かされていてとても美味しい。
ベビーリーフは苦みと酸味があり、口に中をさっぱりとさせてくれる。こういう爽やかな冷やしラーメンにピッタリ。
鶏モモのチャーシューは程よい噛み応えがあり、しっとりとした質感で肉の旨味満載。冷たいスープに入っているが、脂が固まっていたり、肉が硬くなっているという事は無い。
グラニテを少しずつスープに溶かしていくと、柑橘系の主張が強くなるのと同時に風味の複雑さが増していく。味の濃度も少し高くなるがしつこく無く、味わいと風味が徐々に変化していくのが楽しい。
「まとめ」
さっぱりとした冷やしラーメンを体現した、暑い日にピッタリな清涼感のある一杯。味だけでなくビジュアルも涼しげで、爽やかな気持ちになりたい湿度高めの日にオススメしたい。体に纏わりつくような蒸し蒸しした湿度高めの空気も、このラーメンを食べればサラッと爽快になるかも?ごちそうさまでした!

Spicy-CurrySOBA

1100円

24年05月12日

8

友人がこちらの鶏白湯を気に入ったらしく、この日の店選びはスムーズに決定した。自分はまだ食べた事のないメニューが2種類あったので、今回はその中から「Spicy-CurrySOBA」をチョイス。
スープを一口、複雑な風味と味わいを纏ったスープは、まさにスパイシーという感じにがっつりとスパイスがきいている。口から鼻に抜ける香りがとても鮮烈で心地よいが、そのスパイスに対してスープの味に少し厚みが足りないかなというのも正直な所。一般的なカレーうどんやカレーラーメンとは一線を画す、本格的なスパイス感を楽しめるが嬉しい。
中細ストレート麺は心地よいコシがあり、モチモチ系の食感。スープとのバランスは良い。
揚げられたレンコンは甘みがあり、良い食感で美味しくいただける。
玉ねぎはシャキシャキと小気味よく、それ自体の質は高く感じるのだが、スープに対して少し強く一体感には欠ける。
ヤングコーンもクセが無くて美味しいが、スープと合っている印象は受けない。
チャーシューはしっかりと噛み応えがあり、肉の旨味が楽しめて美味しい。
絹さやは味の濃度がしっかりとあり、質の良さが伺える。
「まとめ」
スパイスの複雑で豊潤な香りが楽しめる、商品名に偽り無しの一杯。しっかりとスパイスが主役になっていて、食べ終わるまで単調さというものを感じる隙が無く、多様な風味を味わえるのが楽しかった。ただ、前に出てきているスパイスにスープの厚みが力負けしている感があり、具材も含めて少しバラバラな印象があるのも正直な感想。スパイス感が少し減退してしまうのかもしれないが、もう少しスープに力があると、全体を通しての一体感が出るかなと個人的には思った。ごちそうさまでした!

鶏白湯 醤油

950円

23年11月28日

8.5

レギュラーメニューでいただいていないのが「鶏白湯 醤油」だけになったので、この日は迷うことなく券売機のボタンをポチった。相変わらず清潔感のある店内と、接客の柔らかさが心地よい。
スープを一口、鶏の旨味がきいたスープは、甘めの醤油がしっかりと主張する。以前いただいた「淡麗 醤油」と同じ醤油が使われているのかな?甘く個性的な性格の旨味があり、今まで食べた事のない鶏白湯醤油ラーメンに仕上がっている。濃厚ではあるが重すぎず、後味にしつこさが無いのも嬉しい。
中細ストレート麺は程よいコシがあり、モチモチ系の食感。塩ベースの商品よりもスープは強めだが、それに埋もれないしっかりとした力がある。
ブロッコリーは柔らかで、口の中をさらっとさせてくれる。
ヤングコーンは癖がある特有の風味が無く、コクコクっとした食感が楽しめる。
ミョウガは塩ベースの時よりも相性が良く感じられ、具材間の橋渡し的に少しずつかじるのをオススメしたい。
チャーシューは程よく柔らかな仕上がりで、肉の旨味たっぷりでとても美味しい。
プチトマトは甘味と酸味があり、甘めのスープと相性が良い。
「まとめ」
醤油の性格がしっかりと活かされた、とても個性的で美味しい一杯。丸さと甘味のある旨味が印象的で、同じ系統の鶏白湯ラーメンを提供しているお店が思い当たらない。濃厚で甘味があるのでしつこさが出そうだが、後味がスッキリとしている所に店主のセンスが光っている。個人的には塩ベースの商品の方が好みだが、こういう個性的な味は刺さる人にはぶっ刺さると思うので、是非ともお店に足を運んでみて欲しい。ごちそうさまでした!

淡麗 塩

950円

23年09月24日

9

地元から遊びに来ている友人から鶏白湯ラーメンが食べたいとのリクエストがあったので、ならばこちらのお店でしょう!という事で伺った。自分は前回と違う商品を…という事で、「淡麗 塩」をお願いした。
スープを一口、透明度の高い綺麗なスープは、ふくよかな旨味が楽しめて塩気は適度。鶏かな?動物系の力のある土台と、細やかで複雑な出汁の性格が上手く共存している。丸みのある旨味と甘味を楽しむことができ、どっしりとした安定感もあるとても美味しいスープだ。
中細ストレート麺はモチっとした食感で、スープととても相性が良い。噛んでいると麺の甘味をしっかり楽しむことができる。
メンマは柔らかだが程よく繊維感があり、甘めの味付けだがスッキリしている。発酵させた様な味の豊かさとコクがあり、個性的でとても美味しい。
シャキシャキしたネギの性格は強くないが、味と風味はちゃんと楽しめる。
カイワレはスープにマッチしていて、爽やかな風味を口の中に広げてくれる。
程よい噛み応えのチャーシューは瑞々しく、肉の旨味がしっかりとしていてとても美味しい。
「まとめ」
どっしりとした土台の強さと、繊細な旨味の性格が共存したとても美味しい一杯。麺やスープが美味しいのは勿論なのだが、こちらのお店は具材の質と選定のセンスが凄いなぁと食べ終えるといつも感じる。スープの邪魔をしない配慮がされながらも、具材そのものが主張しない訳では無いという、一杯のラーメンを通しての味の押し引きの上手さを堪能することが出来た。ごちそうさまでした!

鶏白湯 塩

950円

23年09月08日

9.5

綺麗にセットされたレンゲとお箸、そして布おしぼりとステンレスタンブラー。さらに椅子も座り心地の良い背もたれ付きで、カウンターに座った段階で既に「もてなされている」感が満載でとても居心地が良い。
スープを一口、クリーミーさとシルキーさを兼ね備えたスープは、鶏の旨味がぎっしり詰まっている。旨味の密度感は高いが濃厚すぎず、繊細で深みのある味わいが楽しめる仕上がりになっているのが秀逸。後味は丁寧に裏ごしされたポタージュスープの様な甘味の余韻があり、口に入れてから飲み込むまでの過程に隙が見つからないとても美味しいスープだ。
中細ストレート麺はモチモチした食感で、スープとよく合っている。スープが過度に主張しないので、麺自体の美味しさもしっかり楽しめるのが嬉しい。
ブロッコリーは筋張った感じが無く柔らかで、ほんのりと感じる甘味が心地よい。
皮むきされたミニトマトは甘酸っぱく、この酸味が口の中をさっぱりとさせてくれる。
ヤングコーンは特有の癖のある風味が感じられず、鼻に抜ける香りが心地よくて美味しい。
チャーシューは柔らかくジューシーで、まさに肉の旨味満載!という感じ。
ミョウガは一口で食べるのでは無く、食べ進める途中で少しずつかじっていただくのをオススメしたい。具材をいただく前にミョウガを一口挟むと、リフレッシュした味覚でそれぞれの味をちゃんと楽しむことが出来た。
「まとめ」
繊細さと力強さが共存した、鶏の魅力がこれでもかと詰まったとても美味しい一杯。後味の雰囲気からどこか洋を感じる味の趣があるが、料理としてはちゃんとラーメンとして成立しているのが凄い。どの過程もとても美味しいのだが、個人的に特筆したいのは後味。上質なポータジュスープを彷彿とさせる上品な甘味と風味を口の中に残し、自ずともう一口スープを運ばせる魅力がある。居心地の良い店内と美味しいラーメン、そして店主と女性店員さんの心地よい接客もあり、この日の夕食はとても幸せな時間だった。ごちそうさまでした!

淡麗 醤油

900円

22年04月28日

8.5

暖簾がかなり大きいので、少し風があると店のドアを閉める時に高確率で挟まる。自分も、後で入ってきたお客さんもドアを閉めなおしていた(笑)。
スープを一口、かなり甘めに仕上げられたスープは、魚介系の香ばしさが楽しめる。この濃厚な甘味が何からくるものなのかハッキリしないが、おそらく醤油だろうか?その甘味が鶏系のスープとよく合っているが好みは分かれそう。
手もみ麺は不思議な食感で、クニュっとした歯触りだが、歯切れ感もしっかりあるモチモチ寄りの麺とでも表現したらいいか。言葉にするのが中々に難しいが、スープの強さと良いバランスで美味しくいただける。
ネギはシャキっとしていて甘めのスープに風味がよい感じのコントラストを、三つ葉はふわっとした香りが心地よい。
メンマはザクっとした良い歯応えで、香ばしさが楽しめる。味付けはこのスープに入れるには少し強すぎる気も。
玉ねぎはシャキシャキと小気味よく、甘めのスープと味や風味が相性抜群。
チャーシューは瑞々しくジューシーで、肉の旨味満載といった感じで美味しい。
「まとめ」
淡麗系としては珍しく、かなり濃厚な甘味があるので、あっさりとした淡麗系が好きな人にとっては後半やや重いかもしれない。あっさり系から濃厚系まで割とカバー範囲が広めの自分としては、個性的で美味しいラーメンとして楽しむ事が出来た。こういう一杯を食べさせられてしまうと、他のメニューも食べにこなければ!という気持ちになる。ごちそうさまでした!



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