Ramen Sun

この記事を書こうとして、営業時間などの確認をする為に公式Instagramを見に行くと…毎週日曜日に提供されていたラーメンがしばらく休止になるというお知らせを見つけてしまった…。実は今から書き進める記事のラーメンの他に、「淡麗醤油」というラーメンもいただいているので、ラーメンの提供が再開される事を切に願いながら、後日そちらの記事も書きたいと思う。
スープを一口、煮干し系の出汁がしっかりときいているスープは、優しい塩気とスッキリとした後味が心地よい。白醤油の性格由来だと思われる丸みのある甘味と、僅かに感じる煮干しの苦味の調和具合がたまらない。口の中でほわっと広がる旨味の質感がとても好みで、気を抜くとひたすらスープを口に運んでしまいそう。
緩くウェーブのかかった中細麺は心地よいコシがあり、モチモチとシコシコの中間の様な食感。あっさりめのスープによく合っていて美味しい。
ネギはシャキっとしていて、風味に尖った所が無いので優しいスープを壊さない。
玉ねぎはシャキシャキと小気味よいが、こちらも辛味などの性格が強くないので、スープの雰囲気を邪魔したりしないのが素敵。
細切りの昆布は前回いただいた鶏白湯よりもかなり相性が良く感じられ、爽やか系の箸休め要素として美味しくいただいた。
生姜はスープと相性が良くて清涼感が増すが、ベースのスープがそこまで重くないので、個人的には有っても無くてもいいかなといった所。生姜が好きな人にはオススメできるが、苦手な人は先に抜いてもらった方が良いと思う。
「まとめ」
煮干しと白醤油の優しい調和が楽しめる、ほわっと口に広がる旨味の性格が心地よい一杯。優しい性格のスープを邪魔しない具材がしっかりと選定されていて、それによって一体感のあるラーメンに仕上がっている。具材の中ではチャーシューがとても好みで、前回の記事でテイクアウトしたいと書いたが、今回もその思いは変わらない（笑）。少し行儀が悪いかもしれないが、少し硬く炊いた白飯にスープをかけて、このチャーシューで巻いて食べたらめっちゃ美味しそう！ごちそうさまでした！

日曜日のみラーメン屋さんとして営業しているこちらのお店。普段はワイン食堂という事で、入り口から店内までオシャレで落ち着いた良い雰囲気。初めて伺ったので、迷うことなくメニュートップの「鶏白湯醤油」をオーダー。
スープを一口、鶏の旨味と煮干し系の出汁を感じるスープは、甘味を感じる要素もあるが、トータルとしてはキリっとキレを感じる仕上がり。醤油のきかせかたが丁度よく、キレはあるが塩気のカドが気になったりといった食べ進めにくさは無い。スープと一緒に柑橘や魚粉の様な物（細かい鰹節みたいな物）の風味が一緒に鼻に抜けるので、少し風味がごちゃついて渋滞している感があり、後味がスッキリしない印象を受ける。
緩くウェーブのかかった中細麺は、シコシコ系の食感で程よくコシがある。スープとの相性は良い。
ネギはシャキっとしていて、味も風味もスープに負けていない良い薬味。
細切りの昆布はそれ単体は悪くないが、スープと合っているかと言われると微妙か。
玉ねぎはシャキシャキと小気味よく、味の主張もしっかりとあるが、こちらもスープとの相性が良いとは思えなかったのが正直な所。
チャーシューはジューシーで柔らかく、肉の旨味たっぷりでとても美味しい。テイクアウトがあったら買って帰りたい。
「まとめ」
どっしりと旨味の濃度がある鶏白湯スープに、色々な味や風味の要素が合わせられた一杯。食べ終わった率直な感想としては、「スープと麺が美味しいから、もう少しシンプルに食べてみたかったな。」だった。元のスープに対して味や風味に影響を与える要素が詰まりすぎている印象があり、柑橘や香味油や魚介などが混ざり合い過ぎて、少しごちゃついた仕上がりになってしまっている気がした。スープと麺はかなり好みな感じだったので、個人的にはもう少し引き算をするか、全体の味の相性などがスッキリと整えられたらかなり好きな一杯になりそう。メニューには淡麗系の商品もラインナップされていたので、次回はそちらをいただいてみたい。ごちそうさまでした！