麺屋ふくじゅ

めんやふくじゅ

鶏白湯ベースのラーメンがウリのお店。

所在地
北海道札幌市清田区美しが丘3条2丁目1-8 [地図]
営業時間
11:30~14:45
定休日
木曜日
電話番号
011-882-5311
公式URL
https://twitter.com/menyafukujyu
https://www.instagram.com/menyafukujyu_/

あんかけ

960円

23年07月30日

8

好きなお店なのだが、なんだかんだで伺うのが2年半ぶり。なにやら「あんかけ」というメニューが気になり、どんなメニューなのか特に確認もせずにオーダー。
運ばれ来た商品はスープの上に餡がかかっている物ではなく、麺に餡がかかっているあんかけ焼きそばスタイル。
餡と麺を軽く合わせて一口、味付けはあんかけとしてはかなりあっさりとした部類で、出汁がきいていて和の雰囲気を纏う。塩気などの尖った要素は無く、ほっとする優しい味付けで食べ進め易い。
中細ちぢれ麺は程よくコシがあり、プツっとした歯切れ感が心地よい。餡があっさりしているので、しっかりと持ち上げのあるこの太さが丁度よい。
絹さやは独特の風味を楽しむ事ができ、人参は柔らかく仕上げられている。
大量に入った白菜は程よい火の通り加減で、変な癖もなく心地よい食感。
海老は尻尾の付いた大きめの物と、小エビが入っていて、どちらもしっかりと味の濃度があって美味しい。
味変用の酢を別皿で提供してくれるのだが、この酢はツンツンした所の無いマイルドな性格。風味や味が強すぎないか恐る恐る量を調整していたが、全部投入して丁度よい感じだった。
「まとめ」
麺を覆い隠す様な濃厚な仕様になっていない、和の雰囲気が感じられるマイルドで優しい一皿。いつもこのお店でいただくラーメンとはガラッと雰囲気の違う商品だが、全体のバランスの取り方などに店主のセンスの良さが感じられる。変に濃厚すぎないので出汁の細やかな美味しさも楽しめるし、麺の旨味もちゃんと味わえるのが嬉しかった。ごちそうさまでした!

煮干し醤油

880円

21年01月02日

8.5

2021年のラーメン初めはこちら。ふくじゅさんの煮干し醤油になった。
スープを一口、煮干しの良い香りが漂うスープは、僅かにとろみを感じ、このお店の個性である独特な醤油の風味が活きている。動物系の丸い旨味と煮干しの軽やかな苦みが良いバランスで、決して軽い部類のスープではないが、するすると食べ進められる。
中細縮れ麺は仕様が変わったかな?以前はパツっとした歯切れ感に寄せていた記憶があるが、今回の麺はモチモチ感がアップし、すすり心地も滑らかになった。スープとのバランスもかなり良い。
水菜はほろ苦さが良いアクセントで、口の中をさっぱりとさせてくれる。
コリコリのメンマは甘味があり、ツマは相変わらず個性的で面白い。水菜があればツマは無くてもよいかも?とも思ったが、ここは好み次第か。
チャーシューに強い味付けは無く、肉の旨味をしっかりと楽しめる。噛み応えがしっかりとあり、肉を食べたな!という満足感がある。
相変わらず醤油の性格が個性的で、そこが好きで通ってしまうお店。食べた後の満足感が高く、それでいて食べ進め易いバランスの取り方が見事。ごちそうさまでした!


辛味噌

900円

20年08月09日

8

店主の体調の関係で、現在は営業時間に変更があります。Twitterで情報を発信してくれているので、チェックしてからの来店をオススメします。
スープを一口、味噌のサラサラとした舌触りを感じるスープの辛さは程よい。辛味噌という品名の通り味噌ベースだが、味噌の濃度はさほど高く無く、自分には丁度良い。旨味の中心はあくまでベースの動物系であり、辛味を感じつつも丸みのある後味が口の中に残る。
中細の縮れ麺はシコシコした食感で、スープとのバランスは良好。麺が少し変わったかな?以前はもう少し歯切れ感に寄せた麺だった気がする。
チャーシューは赤身の旨味が楽しめ、コリコリのメンマは箸休め仕様で特徴は無い。
辛味噌スープに入っているからか、大根のツマがいつもよりキリっと引き立って感じる。口の中をリセットしたい時に頂くが、相変わらず面白い。
辛味のある油が使われているので、普段頂くメニューより若干オイリーだが、不快な所はまるでない。味噌が支配的でなく、ベースの旨味がしっかり活かされている所が好印象!ごちそうさまでした!

とまと

850円

20年04月11日

8.5

このお店の記事を書くのも6回目になる。HPを開設する前から通っているので、ふくじゅさんのラーメンをかなりの杯数を頂いている。自分にとってこのお店は好みの味なんだろうなと客観的に感じた。
スープを一口、トマトの酸味が爽やかさを感じさせ、ベースが鶏白湯である事を少し忘れる。しかし2口、3口と食べ進めると、しっかりとした鶏の旨味がきいている事が分かる。とろみを感じるレベルでは無いが、スープの質感は少し粘度がある様に感じる。バジルの風味も嫌味がない程度にきいていて、重さを感じずに食べ進められる美味しいスープだ。
中細の縮れ麺はシコシコした食感。スープの酸味と麺の甘味が良い感じに引き立て合っている。
シャキシャキの水菜は口の中をさっぱりとリセットしてくれ、メンマは特に味付けの無い箸休め仕様。
薄切りのチャーシューは肉の旨味が感じられ、薄めにカットされいるが食感もしっかり楽しめる。
たまにこの系統のラーメンで出会う、チーズが過剰に使われていて支配的すぎるという事が無く安心した。食べ進める途中で多めに入った水菜が口の中をさっぱりとリセットしてくれるのが嬉しいが、水菜があればメンマは別の具材でも良いのかも?などと思ったりした。どうしてもトマトを使うラーメンはイタリアンな雰囲気になりがちだが、鶏の野味的な味の力か、ちゃんとラーメンらしく仕上がっていた!ごちそうさまでした!

白醤油

820円

19年11月16日

8.5

メニューの種類が豊富なので、来店する度に違う商品をオーダーをしている気がする。
スープを一口、鶏の旨味がきいたスープは、脂の量が適度で重くない。白醤油の存在感は控えめで、鶏のダイレクト感が楽しめる。塩気も丁度良く、食べ終わりに向けてジワジワ旨味が増してくる系の仕様だ。
中細の縮れ麺は歯切れが良いタイプ。スープとのバランスも良い。
大根のツマは相変わらず箸休めとして面白く、メンマはザクっとした食感。
散らしてあるネギは色目としての役割の方が強い。
チャーシューは赤身の旨味を楽しめるが、一時期提供してくれていたレア仕様の方が好みかも?
今回の白醤油と醤油、どちらが好みかと聞かれたら、より複合的な味の醤油だが、鶏の旨味を楽しみたいのならこの仕様はあり。
食べたラーメンとは関係ない話になるが、ここの店主は体調を崩し入院していたという話を聞いた。ラーメンを食べ歩く身として好きなお店が無くなってしまうのは悲しいので、お身体を労りながら長くお店を続けて頂きたいと思った。ご自愛下さい。ごちそうさまでした!

冷しぶっかけ魚介風

880円

19年06月07日

8.5

冷たい限定麺をやっていると聞きつけて来店した。
冷えてキリっと締まった中細縮れ麺に、ジュレの様な魚介風味のタレが絡まっている。塩気はきつくなく、甘味があるタレは優しめに醤油が活きている。魚介のききかたもきつくなく程よい感じで、麺とタレの相性がよく美味しく食べ進められる。
メンマはザクザクっとした食感で甘味があり、大人しい感じのネギはタレと上手くマッチしている。
大根のツマは普段の温かいラーメンに入っている時以上にパリッとした歯応えがあり、小気味よく心地よい食感。
少しレアっぽい見た目の薄切りチャーシューは、冷えていても脂がベトつく事も無く、肉の旨味を堪能できる。
冷やす事によって生まれる食感の良さや、味や風味の締まり具合を上手く活かした商品。ぶっかけという名前がついていたので、冷たいスープ仕立てだと勝手に思っていたが、ジュレ形式というのも中々面白かった。温度による材料の選択が秀逸で、締まりのあるキリっとした美味しさがある一杯!ごちそうさまでした!

あごだしラーメン

880円

19年05月26日

8.5

今日はこのお店のラーメンがめっちゃ食べたい気分だったので来店。
スープを一口、鶏の丸くて強い旨味に独特な風味を持った醤油がきいている。醤油そのものが特別なのか、醤油に何かしら手を入れているのか分からないが、この風味は非常に心地よい。魚介もしっかり仕事をしており、丸さと細やかさを併せ持った旨味が感じられる。
中細の縮れ麺はシコシコした歯切れの良い麺で、スープとのバランスも良い。もう少しもちっとしていも合いそうだが、そこは好みが分かれる所だろう。
大根のツマは、口の中をさっぱりさせたいならそのままで、スープとの相性の良さを楽しみたいならしっかりスープに浸してから食べると良いと思う。
メンマはさして特徴がなく味付けも感じられないので、箸休めとして頂くのがベター。
薄切りのチャーシューは少しレアっぽく仕上がっていて、ジューシーな赤身の旨味が堪能出来る。
散らしてあるネギは思いのほか強めに主張があり、スープと一緒に口に入れて頂くと相性の良さを楽しめた。
しっかりした濃度のある一杯だが、くどさはなくスープまでしっかり食べきってしまった。このお店は鶏白湯ベースのお店としては個性的な部類の味だと思うが、その個性が美味しさに活きていると思う。ごちそうさまでした!

抹茶ラーメン

900円

19年03月27日

7.5

お気に入りのお店の中の一店、ふくじゅさんにお邪魔した。なんとなく遊び心をくすぐられて、期間限定麺の抹茶ラーメンをオーダー。
スープを一口、商品名に偽りなしと言うように抹茶の風味がきいている。鶏白湯がベースの旨味としてあるのだが、普段このお店で食べるふくよかな旨味は後退気味で、抹茶のさっぱりとしたキレのある味に仕上がっている。
中太の縮れ麺はシコシコした食感で、スープとのバランスは悪く無いのだが、通常メニューのスープの方がマッチング感は良い。
大根のツマはスープから浮いた感じで少しミスマッチ感はあるが、口の中をリセットするという意味では良い仕事をしている。
メンマは甘めの味付けで食感は柔らかめ。特別なメンマだという感じはしないが、この甘味がこのスープに入っていると良いアクセントになっている。
薄切りのチャーシューは噛めば噛むほど肉の旨味が出てくる仕様で、程よい弾力があるのでこの切り方が正解。
本来のこのお店のスープの良さを消してしまいがちな一杯だが、抹茶をこんなにきかせているのに一杯のラーメンとしてバランスが崩壊していないのは、ベースがしっかりしているからだと思う。少し変わり種的な物や、抹茶がめっちゃ好きという人にはオススメ出来る。ごちそうさまでした!

醤油ラーメン

700円

食べた日不明(HP開設以前)

8.5

ラーメンを目の前にして、まず大根のツマに目がいってしまう。
こういう個性を感じられるラーメンに出会った時は、期待と不安を同時に感じてしまう。
個性的で美味しいラーメンを作ることがとても難しい事のなのだろうと、食べ歩いていると感じるからだ。
だが、スープを一口頂くとその不安は一蹴された。
いわゆる鶏白湯系スープなのだが、醤油が違うのか?醤油を何か処理しているのか?醤油の風味が際立っていて、それがベースのスープとマッチしていて美味しい。
麺はやや太めの縮れ麺、スープとの相性は良く、麺の歯切れが良い。
チャーシューは複数の種類が入っていて、各々美味しいのだがその中でもレアっぽく調理されている物が特に好みだった。
大根のツマとネギは、口の中をさっぱりさせるのに一役かっている。
他のメニューもぜひ食べてみたい、両手を合わせて感謝しつつ…ごちそうさまでした!



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする