斗香庵 SHINKOTONI

1月2日の開店時間ちょうど位に伺うと、既に並んでいるお客さんが結構な人数いた。三が日の割と早い時間帯なのにこの活気…愛されているお店なんだなぁと期待が膨らむ。
つけ汁を軽く一口、鶏の旨味がガツンと感じられるつけ汁は、直接いただくと少し強めの塩気がある。醤油も前に出てきているが、味の構成としては出汁がちゃんと楽しめるバランスになっていて、つけ汁らしい濃度と強さはあるが、色々な味の要素が埋もれない仕上がりになっていて美味しい。
緩くウェーブのかかった平打ち太麺には心地よい弾力があり、もっちもちの食感でスープと好相性。麺の美味しさをしっかり味わう事ができる、良い力関係に仕上がっている。
かなり細く切られたメンマは量が結構入っていて、コリコリとした食感が楽しく、プレーンな仕様なので箸休めに適任。
大きめにカットされたネギはヌメリが感じられ、つけ汁に埋もれることの無い存在感がある。
鶏肉は噛むと旨味が口の中に染み出してくる感じで、肉質もしっかりしていて素材の質の高さが感じられる。焼き目がついていて香ばしさもあり、味も食感も香りも楽しめてとても美味しい。
「まとめ」
つけ麺の醍醐味である麺の美味しさがちゃんと楽しめる、構成としてはシンプルだが複雑で深い味わいのある一品。食べ進める途中でつけ汁への麺のひたし具合を、1/2とか2/3とか3/4など色々試してみたのだが、個人的には3/4程度ひたす食べ方がとても好みだった。割と麺を全部つけ汁にドボンとインする方も多いと思うが、少し食べ方に変化をつける事で味に色々な表情が生まれ、その中から自分好みの味わいが探し出せるのもつけ麺の魅力だと思った。ごちそうさまでした！