ラーメン松喜

記録を見返してみると、前に伺ったのが約5年前。北海道に引っ越して来てからかなりの時が流れたなぁ…と、しみじみ。前回はしょうゆをいただいたので、今回はしおをオーダー。
スープを一口、鶏系と思われる旨味がきいたスープは、透明系スープの塩ラーメンとしては割と力のあるタイプ。旨味の性格が少し平坦でのっぺりとした印象があり、深みや奥行きという要素は希薄。カドが立つ程では無いが、軽くしょっぱさを感じる程度に塩気がきいている。
中太のちぢれ麺はぷりっとしていて、シコシコ系の食感。スープとのバランスは悪くない。
ナルトは色目的な立ち位置で、メンマは少し気になる風味がある。
ネギは辛味を感じる位にしっかりと主張があるので、ある程度スープに浸してからいただくのがオススメ。
ワカメの風味はそこまで強く無く、チャーシューは崩れる感じの質感で、肉の旨味が楽しめて美味しい。
「まとめ」
食べていると何処か懐かしさを感じる、バランス良く無難に纏まっている一杯。自分が食べてきたラーメンの中に類似した味があったかと言われても直ぐに思い出せないが、食べ歩きをはじめた頃の自分が「鶏ガラ系の塩ラーメン」と聞いて思い浮かべていた味に近い様な気がした。ごちそうさまでした。

いかにも醤油ラーメンだという色合いのスープに背脂が少し浮いている。
スープの性格は醤油の主張が結構強めになっていて、出汁は風味を残しているが醤油を支えてる印象。
麺は黄色味がかった中太の縮れ麺で、北海道では良くお目にかかる物だが、茹で加減は少し固め。
ネギを口に運ぶとシャキシャキっとした良い食感、切り方も大きめで、醤油の主張しているスープにはこれが正解だと思う。
海苔とわかめの風味は控えめで、ナルトは存在感があまりない。
チャーシューは濃い目の味付けで、醤油の主張が強いスープなので少しきつめの味に感じる。
突出した印象は無いが、一杯のラーメンとして無難にまとまっていると思う。ごちそうさまでした！