らーめん譱

学が無くて店名の漢字の読み方が分からなかったのだが、外の看板に振り仮名が表記してあったので助かった（笑）。壁に貼られているメニューを見ると、大きく分けて「味噌・塩・醤油」の三味があるようなので、この日は塩ベースの「鶏がら魚介風らーめん」をチョイス。
スープを一口、少し不思議な風味をまとったスープは、味の厚みはあるが旨味の性格は平べったい。風味は何と表現したらよいのかが難しいが、心地よい部類の香りではなく、少しガスっぽい雰囲気がある。塩気は程よい感じで、食べ進めにくさは無い。
緩くちぢれた中細麺は、程よくコシがありシコシコ系の食感。スープとのバランスは良い。
ネギはシャクシャクしていてスープと相性良く、味と風味の主張はそこそこ。
メンマは癖のないプレーンな感じで、海苔はあまり存在感が無い。
チャーシューは少しパサつき気味で、肉の旨味はそれなりといった所。
「まとめ」
一風変わった風味が感じられる、どしっとした味の厚みがある一杯。スープに力があるのでラーメンを食べたという満足感はあるが、旨味の繊細さや奥行きにやや欠けるかなというのが率直な感想。商品名にある鶏がらや魚介の要素も存在感が希薄で、これといった強い主張が無いのも少し物足りなかった。ごちそうさまでした。