三代目 月見軒 札幌駅北口店

何やらチャーハンを頼むお客さんが多かったが、ラーメン+チャーハンは流石に重いのでやめておいた。
スープを一口、味噌ラーメンとしてはライトな口あたりのスープは、少しピリッとした辛味がある。山椒の様な風味が感じられ、後味はサラサラとした味噌の食感が口の中に残る。
中細の縮れ麺はシコシコした食感で、スープとのバランスはまずまず。
ゆで卵に味付けは無く、柔らかめでしゃくしゃくした食感のメンマには少し甘味がある。
ネギは程々に主張があり、少しパサついた感じのチャーシューの肉の旨味は程々。
一言でいうな無難。欠点らしい欠点も見当たらないが、特筆すべきことも思いつかないという印象。かなり歴史のあるお店のようなので、伝統を守ることで昔からの常連さんを大切にしてるのかもしれない。伝統は守るものか壊すものか、そんな議論を耳にする事があるが、そこはその時代のニーズが決め、不要になった伝統は自然淘汰されていく物だと思っている。社会の需要と供給、ラーメン屋さんも自分達の生活もそういう大きな流れの上にある。食べ終わって歩いている途中、なんだかグダグダとそんな事を考えてしまった。ごちそうさまでした。