町中華屋台 飯田

札幌界隈で朝ラーメンという文化が少しずつ広がってきているなぁと感じる今日この頃。ラーメン大好き人間にとっては嬉しい限りで、このお店もその流れの中に参入してきてくれたニューカマー。
スープを一口、出汁の芳醇な香りを纏ったスープは、それを体現する様に出汁の旨味がおらぁ！と主張する。出汁粉をそのまま溶いて煮詰めたのか！？と感じる様な旨味の濃度で、じわっと広がる旨味と濃度のある旨味が波状攻撃してくる。塩気もそれを壊さない適度な調整で、出汁系好きな自分には刺さる仕様。
中太の緩いちぢれ麺はむっちりもちもちで、麺自体の美味しさがしっかり楽しめる。すすると鼻に抜ける出汁の風味が心地よく、麺とスープの相性も良い。
厚めのチャーシューは噛み応えがあり、程よい味付けで肉の旨味が楽しめる。
シャクっとした食感のネギはレンゲに集めていただくとそれなりの存在感があり、海苔は味と風味がスープにマッチしている。
「まとめ」
出汁が主体なので重くは無いが、旨味の濃度がドンと鎮座しているので軽すぎない、朝いただくのに丁度よく調整されている一杯。普段食べる物が何料理かなのかを意識する事は無いのだが、このラーメンをいただくと「ラーメンって日本食だな！」と、改めて認識させられる。そして、それを美味しいと感じる自分はやはり日本人だなぁと思った。ごちそうさまでした！